主要ゲレンデ

宮古島には主に4つ(サニツ・西浜・前浜・高野)のメインゲレンデがあり、風向きや潮位によって使い分けています。 他にも伊良部島の渡口の浜や、サーフウィングに適している長北海岸(通称太陽牧場)等ありますが、ここではトリップに来た方にお勧めできる5つのゲレンデを紹介します。
なお、全てのゲレンデにて細かい注意点や禁止エリアや変更されたルール等もありますので、カイトトリップに来られる方初めて来られる方はレベル、リピート回数に関係なく必ずM-airにご連絡いただき、ゲレンデ情報を聞いてからカイトを始めて下さい。

※魚場になっている場所も多く漁民とのトラブルを避けるために滑走区域を制限している場所があります。 宮古でこれからも問題なく、誰もがカイトを楽しんでいけるよう、ご協力をお願いします。詳しくは「トリップに来られる方へお願い」をご覧ください。

また上記以外の場所での滑走は漁業者は地元住民とのトラブルを避けるため、滑走はご遠慮ください。

サニツ浜

宮古一、安全で練習しやすいゲレンデ。北~南東の風で使います。
干潟になっている与那覇湾の内側なので水の色は宮古ブルーではありませんが、平水面でどこまでも遠浅なので、ビギナーも上級者にも人気の高いゲレンデです。潮が引くと水がなくなるので、満潮前後を狙います。海底は砂地なので裸足でOK。

西浜

海も浜も綺麗で広々としているのに、観光客が少なく静かな場所。
南西~北の風で使います。
満潮時は浜が水に覆われてしまい出来ませんが、引き気味の時間は遠浅フラットで極上コンディションになります。その極上コンディションを経験した人からは、ここが国内のベストスポットに選ばれるようなゲレンデです。
元々綺麗な砂地でしたが、最近はインサイドやアウトの砂州に珊瑚の死骸や石が増えてます。ブーツがあった方が安全ですが、多くの人は裸足でやってます。

前浜

東洋一の美しい砂浜と称される、観光でも有名な宮古随一のビーチ。
南東~南南西で使います。
とにかく美しい海なので、乗っているだけで気持ちが良く、どの潮位でも乗れる利点があります。
ただ、ドン深で海面はチョッツピーな上、潮の流れも早いので、初心者には難しいゲレンデです。反面、深いのでハイドロフォイルボードには適しています。
ビーチへの入り口は「漁港側」「東急側」と二つあり、風向等の条件や混雑具合で使い分けます。
夏の間は多くの観光客・海水浴客、また水上バイクなどを運転する業者と混在することになり、混雑している夏は相当の注意が必要です。

2023年4月に施行された「水上バイクなどに関する条例」により、前浜でのカイトボードは規制の対象となっています。
夏季(4~11月)に来て前浜で滑走希望の場合は宮古島市が発行する使用許可証が必要となりますので許可証に関する質問はエムエアー、もしくは「宮古島セーリング協会」にお問い合わせください。

高野

海の綺麗さは前浜や西浜に負けず劣らず、カイト中に海亀に出くわす機会が1番多い場所。
北~南東で使います。
潮が高いと浜が狭くなってやりにくいので満潮時は避けます。ビーチには珊瑚のかけらや小石、水中は珊瑚や岩も多いのでブーツ着用がお勧めです。アウトの方に珊瑚礁が広がり、引き潮の時間帯はとても美しい表情を見せてくれるゲレンデです。

渡口の浜

上記4つのメインゲレンデに加え、伊良部大橋が架かってからカイトスポットに仲間入りした伊良部島のビーチです。南東~南西の風で使います。
波が立つのでカイトサーファーに人気。浜はそんなに広くはないですが、前浜と同じ感じのパウダーサンドと綺麗な海で気持ちがイイ場所です。干潮前後にはビーチ際に岩盤が露出する場所があるので要注意です。

2023年4月に施行された 「水上バイクなどに関する条例」により、渡口の浜でのカイトボードは規制の対象となっています。
夏季(4~11月)に来て前浜で滑走希望の場合は宮古島市が発行する使用許可証が必要となりますので許可証に関する質問はエムエアー、もしくは「宮古島セーリング協会」にお問い合わせください。



<季節によるコンディション>

10中旬~3月上旬
宮古島のベストシーズン。非常に安定した季節風(ミーニシ)が吹き、乗れる日数は約50~80%で寒い季節ほどいい風が吹きます。風向は北~東に吹くことが多い時期です。
気温は10~12月中旬が20~25℃(水温25℃前後)、12月下旬~2月が15~20℃程度(水温は20℃前後)。1~2月は天気は悪い日が多いですが、風力は概ね強く7~12㎡のサイズを使う事が多いです。

3月中旬~4月中旬
ミーニシ(冬の季節風)の影響が徐々に弱まり、東~南からの風が毎日変化しますが強めに吹くことが多いです。 暖かくなり始めて天気も良い日が増えるので、吹けば快適に出来る日も多いです。気温は22~28℃(水温は20~25℃)です。

4月下旬~6月中旬
4月は梅雨入りの兆しが見え始める時期で、GW明け頃~6月中旬まで梅雨に入ります。いい風が吹くこともありますが確率は高くなく、天候、風向ががめまぐるしく変わり、大気が不安定で雨も多くあまりお勧めではありません。

6月下旬~7月上旬
平年値では6月20日前後に梅雨が明け、しばらくはカーチバイ(梅雨前線に向かう強めの南風)で気温30℃前後の夏日、平均5~8mの南~南西風が吹き込みます。 カーチバイ前半は南~南南西、後半は南南西~南西の風向になり天候も良く暖かくて、吹けばHappyにカイトができる最高の時期です。 カイトサイズは12~最大ぐらいと弱めです。

7中旬~9月中旬  
カーチバイが終わると宮古島は気温30~34℃で水温も暖かく、完全に夏モード。南~西で弱い風が吹いたり吹かなかったり・・・。 台風や熱帯低気圧がちょうどいい具合に宮古島を通過すればその前後はいい風になることもありますが、それ以外は概ね風速2~5mでハイドロフォイルボードで乗れるか・・・位の弱い風が多いです。 カイトが出来ない風の時は、シュノーケルやSUP、ダイビングなど他のアクティビティ、モーターパラグライダーのタンデム、パラセイル等で楽しむのもお勧めです♪

9月下旬~10月上旬
9月下旬より季節風(ミーニシ)の兆候が見られ、日中と夜の気温差が生み出すサーマルウィンドが吹き、いい風になることがあります。